外旭川地区まちづくりで佐竹知事が怒ってらっしゃる。
外旭川まちづくり「何がメインなのか」 佐竹知事が難色|秋田魁新報電子版 https://www.sakigake.jp/news/article/20240207AK0038/
これ、佐竹知事がごもっとも。
口の悪い人は年寄りが足を引っ張ってるみたいなこと言いますが、全然違います。
まず2000年代からあったイオンタウンによるテーマパーク的なショッピングモール構想は一度終わっています。
前回の市長選以降、方針をかえた穂積市長が外旭川地区でまちづくりのモデル地区事業というのを打ち出し、プロポーザルをかけて企業に自由に絵を描いてもらいアイデアを募りました。
そこで「たまたま」2000年代から土地に唾をつけていたイオンが事業者として選定されます。
でも、その土地は優良な農業地であり、土地利用に制限がかかっているのです。
「自由に描いた絵」を見れば市民は喝采で迎え、土地利用の制限が外せると思ったかどうかは知りませんが、どうもうまくないと気付いたところで「地域未来投資促進法」を使うことを思いつきます。これで土地利用の制限が大幅に緩和されるからです。
ところが、そもそもその法律の趣旨にあった計画ではなく、自由に描いた絵なので合致しないのです。
さらに言うなら「まちづくりのモデル地区」みたいな実験に使える仕組みですら無いのです。
根っからの行政マンである佐竹知事は当然納得しません。
自分の最後の最後でそんなグタグタの計画を国に出したくない、出しても通るわけがないと分かっているからです。
普段は失言もあり、お歳を召している知事ですが、本業の部分では相当シャキッとしてらっしゃるわけです。
ぜひ、皆さまにおかれましては、スタジアムが欲しい、秋田に新しい遊び場が欲しいという気持ちは分かりますが、場所が悪い、計画の筋が悪いということも含めて、別に佐竹さんが邪魔してるんじゃないよ…ということをご理解いただければ!!!
イオンとかまちづくりやるなら別の場所でやれ、です。
(て、こういう現職知事のことを援護するようなこと言うの維新の議員らしくないかな)
コメント